三線の型 について

津波三味線

2006年10月09日 14:18

 三線の型といってもいろいろ 改良されたものまでは 説明できませんので ここでは おもなものについて説明いたします。
1 南風原(ヘーバラ) 
 最も古い型あり、天の曲りが少なく、野坂は大きく曲がっています、又 野丸は本円型。
2 知念大工型(チニンデーク)
天の曲がりは大きく、天と鳩胸に丸味の筋があり、野丸は卵のとがった方の丸型
3 久場春殿型(クバジュンデン)
 南風原型の系統で、沖縄の三線中最も太棹で、天は曲がりが小さく薄手である、野丸と鳩胸の区別が全くない。
4久場の骨型(クバのフニ)
細棹で南風原型を一廻り小さくした感じで、クバの葉柄に似ているのでこの名が付いた。
5真壁型(マカビ)
 形は優美で、天は中絃から曲り糸蔵が短く、開鐘(ケイジョウ)と固有名のついた名器はこの型に限られている。
6平中知念型(ヒラナカチニン)
 知念大工型と真壁型の混合された型である。
7与那城型(ユナー)
 真壁と同時代に製作され、天は糸蔵の先から曲り、範穴(カラクイ穴)は やや下方にあけられてます。
棹は真壁型より太く、どっしりしたかんじで、糸蔵は やや大きく鳩胸も大きい。

参照 「沖縄の三線の起源と各型について」より

*三線の名称は、書籍により多少ことなります。  

手習い 沖縄の三線 より