第5回 うるま市エイサーまつり

津波三味線

2010年09月08日 19:50

今週末は、エイサーまつりが 重なってます

うるま市・沖縄市(全島)が 先週の台風で 今週へ順延の為!

あちこちと エイサーまつり会場をハシゴする方も多のではないでしょうか?

 

平成22年9月11日(土) 12日(日)
与那城総合公園陸上競技場

うるま市エイサーまつりパンフレットより 以下

 『エイサーの起こり』
 エイサーは、いわば日本本土の盆踊りにたとえることができるであろう。お盆に盆踊り
が行われるように、エイサ-も旧盆にしか行われない行事である。沖縄県は世界的にも伝
統芸能の宝庫といわれている。
 いま、沖縄の民族文化を語るのに「おもろ」について説明しなければならない。「おも
ろ」は日本の万葉集にも似た古い歌謡で、神の信仰、歴史、地理、英雄伝などが詠じられ
そのほとんどは情詩である。(現在では、日本の祝辞にあたるものとされている。)この、
「おもろ」は太古の琉球固有の信仰から始まり、ヌール(巫女)によって語り伝えられた
ものと思われ、12世紀から17世紀にうたわれたものと推定されている。
「おもろ」が納められた本「おもろ草子」というが、琉球の文化とは、この「おもろ」の
時代の文化と、中国や東南アジア及び日本の伝来文化とが混合して時の流れと共に手が加
えられて、琉球独自の文化形態が出来たというのが通例であり、エイサー もそういう類
のひとつであろう。
 エイサーが旧暦のお盆、つまり精霊迎え、送りにつながる行事であれば、それが仏教か
ら出ていることはまず間違いないだろう。だが、エイサーはそれだけでなく、沖縄士俗の
信仰の影響も忘れてはならないだろう。
 古老達の話を伺うと、エイサーは「ニンブチャーウドイ」(念仏踊り)のことだという。
ニンブチャーは念仏僧のことで、各家庭を念仏して食べる物を乞い歩いた僧侶のこである。
  現在のエイサー歌にシチグヮチャー(7月節ー継母ニンブチャー)がどこの部落のエ
イサ-にも使われているのは、エイサーの前身が念仏踊りであることを意味する。
 そして現在でもエイサーは各家庭をまわり寄付や飲み物をもらっているのは念仏踊りと
の関係を一層強く感じさせる。
 エイサーと呼ばれるのは念仏踊りの歌のハヤシ エイサー エイサー からきたものと
いわれている。そして念仏踊りに三味線の伴奏がついたのは250年程前であり、この頃
からエイサ-と呼ばれるようになったのであろう。
 

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